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たまにはいつもと違う面を

・クラウドがある日女体化してセフィクラ(♀)する話。
・前提がクラセフィであるのと、セフィクラしてても結局はクラセフィなので、どちらかが地雷の方はご注意下さい。
・セフィクラ(♀)部分は身体はがっつりセフィクラ(しかもクラウドが女体なのでNLエロ)なのに、会話と関係性は完全なクラセフィなので本当に人を選ぶと思います。
・普段受けてるセフィぴがクラウドくん(♀)を抱くので百合みたいなエロになってます。
・男でも女でもクラウドくんが大好きっていうセフィぴです。クラウドくんも同じ。
・しかも最後はセフィぴが女体化してクラ(♂)×セフィ(♀)になります。えっちは書かないけど。
・という謎需要の本作です。自分の萌えに忠実に書いたそれだけだ。
・平和な神羅。宝条とセフィは親子してるし仲も悪くない。母親がルクレツィアというのも知っている。クラウドはなぜかACの時並に強い。という謎の時空の謎設定。

というもう全てが謎のこのお話を「それでも読むぜ!」という猛者の方は、どうぞお進み下さい。おそらくは何でも許せる方向け。

 それは唐突に起こった大事件だった。
「な、な……!! な!!! なんっっっだこれーーーー!?」
 クラウドの日常。朝、いつもの通りセフィロスと一緒に寝ている寝台の上で起きて、まだすやすや寝息をたてているセフィロスを起こさないようにそっと寝具を抜け出し、洗面台に向かう。ぬるま湯で顔を洗って歯を磨く。
 そこまでは良かった。昨日と何も変わらない日常の一コマだった。
 しかし、その後トイレに入って寝間着の下を下げた時に、大きな違和感に気付いた。下着の合わせ目を探っても……、アレが見つからない。
 意味が分からず下着を寝間着と同じように膝まで下げたところで、事件に気付いた。
思わず息を飲んだ次の瞬間には大声で叫んでいた。まだセフィロスが寝ているとか、そんなことは頭の片隅にすらなかった。
 ドッドッと心臓が忙しく鼓動するのを感じる。自分が慌てているのが分かる。
「……クラウド? どうした?」
 トイレの扉を一枚隔てた向こう側から、セフィロスが慌てた声で呼びかけてきた。クラウドが大声を上げたせいで目を覚ましたらしい。
「ど、どうしたのか、俺も分からない……!」
 クラウドは半ば泣きながらドアを開ける。そして丸出しになっている下半身をそのままに、寝間着の上も胸の上までたくし上げた。
「……っ!? ク、クラウドっ……!?」
 セフィロスは目を見開き、息を呑んでから慌てた声を出した。白皙の美貌がみるみる赤みを帯びていく。
「と、とりあえず、服をちゃんと着ろ! 話はそれからっ……!」
 あ、セフィロスが向こう向いちゃった。セフィロスってこんな初心な反応するのか。クラウドはなぜか冷静になり、とりあえず言った。
「俺、ひとまず用足すからあっち行ってて」
 そしてトイレのドアを閉め、鍵をかけてから便座に座る。
 慣れない行為に慎重になりつつも用を足してから、トイレを出た。
「全く、何が起こったんだ……。夢か……?」
 言いながらリビングに行くと、セフィロスが食卓についていた。
「クラウド……その、お前はクラウドだな?」
「? ああ、うん。朝起きたらこうなってて……なんにも原因思いつかないな……」
 セフィロスが、やれやれといった具合にため息をついた。
 クラウドは突然、女体化していたのだった。


 不幸中の幸いか、今日は二人ともオフの日だ。
「宝条に言って、原因を聞いてみるか?」
「そうだな、それしか俺も思いつかない……」
 セフィロスの提案にクラウドは乗った。そして二人で科学部門の研究室に向かう。
 二人を目にした宝条は、怪訝そうに言った。
「セフィロスと……、きみは? クラウドのご姉妹か?」
 宝条の反応は当然だろう。もしもこれが街中での遭遇、或いはインターフォンでも押して家を訪ねてきていたなら、セフィロスとて今のクラウドの姿を見て一番に思うことは同じだ。
「それが、クラウド・ストライフ本人なんですよね……朝起きたらこうなってて……」
 普段よりもやや高くなっている声でクラウドが言えば、宝条は固まった。それはそうだろう。クラウドそっくりな女性が「自分がクラウドだ」と言ったのだから。
「……そんな簡単に性転換できれば、誰も苦労しないだろうが……、セフィロス、お前はまた一体どんな悪さをしたんだ」
「俺はなにもしていないぞ」
 宝条にあらぬ疑いをかけられてむくれているセフィロスを見て、クラウドは笑ってしまった。宝条にとってセフィロスの評価は一体どうなっているんだか。
「お前以外に誰がこんなことをすると言うんだね」
「そんなのお前以外にいないだろう」
「私は何もしておらんよ!」
「俺だって何もしていない。そもそも俺はこんないたずらしたことはないぞ」
 この父子おやこって実は結構似てるんだよなぁとクラウドは苦笑する。
「まぁ、そうだな……お前の悪さと言えば、トレーニングルームを壊したり、危険な遊びをしたり、メンテナンスをサボったり……、そうだ、この前統括が、力任せに任務をこなしたせいで装備が……」
 宝条がくどくどとセフィロスに説教を始めた。あのセフィロスに説教できる点で、やはりさすが父親だろう。セフィロスは口をへの字にしている。
「あのー……、そろそろ、良いですかね?」
 このままではへそを曲げたセフィロスが自室に引き上げかねないので、クラウドは割って入った。はっとした様子で二人がクラウドの顔を見た。
「いや、すまんね。……それで、きみの身体だが。……いやはや、私にもよく分からんよ」
「……ですよねー」
 ははは、とクラウドは力なく笑った。このまま元に戻れなかったらどうしよう?
「宝条、そこをなんとか。このままではクラウドが大変だ」
「ええい、そんなこと言われんでも分かっておるわ。考えられるとしたらあれだよ、ジェノバ細胞だ。ジェノバの擬態能力がクラウドの身体を女性にしたんだろう」
「ジェノバ細胞ってそんなこともできるんですか? ……セフィロスも」
「ならないからな」
 クラウドの妄想はセフィロスによって食い気味に全否定された。
「えー残念。あんたが女の子になったらめちゃくちゃ美人だと思うんだけど」
「いやだ、ならない」
「こいつは母親似だ。母親そっくりになるだろうよ」
「それってジェノバ?」
「ルクレツィアの方だ」
 セフィロスそっちのけで話し込む宝条とクラウドに、セフィロスがまたむくれている。
「ごめんって。でも、そっかジェノバか……」
 クラウドが言うと、宝条が反応した。
「だから、セフィロスが悪さをしたのかと疑ったのだよ」
「え? どういうことですか?」
「ジェノバ細胞には、相手の記憶を読んで擬態する能力がある。だからセフィロスがクラウドの女性になった姿を想像して擬態させたのかと考えたのだがな」
「宝条! 勝手なことを言うな、俺はクラウドに黙ってクラウドの嫌がることをしたりしない!」
 真面目に怒ったセフィロスに、クラウドは少し胸がきゅんとなった。
「セフィ、分かってるって。大丈夫だよ」
 可愛いなと思ってぎゅうっとセフィロスを抱きしめた……つもりが、いつも以上に身長差が生じていて、ただ少女が英雄に抱きついているような絵面になっただけだった。むぎゅっと胸を押しつける格好になり、思わずセフィロスの顔を見上げると、セフィロスは朝と同じ反応をしていた。つまり、顔を赤くして固まっていた。
「まあ、勝手になったというなら、戻るときも勝手に戻るだろう。少し様子を見ることだな」
 役に立つのか立たないのか分からない宝条の助言をもらって、クラウドはセフィロスと共に研究室を後にするのだった。

「あー、どうするかなぁ……」
 セフィロスと共に住んでいる部屋に戻るなり、クラウドはソファに仰向けで寝転がった。
 着替えるにも、洋服は胸回りが全滅だ。だから今はセフィロスのシャツを借りて着ている。サイズが大きい分、胸回りにも余裕がある。
「せっかくのオフだけど、これじゃあ出かけるわけにもいかないし……」
 クラウドが思案していると、二人分のコーヒーを淹れたセフィロスが、両手にマグカップを持ってやって来た。
「いや、案外出かけるのもいいかもしれない」
「と言うと?」
 意外なセフィロスの言葉に、クラウドは身を起こす。
「たまには俺がエスコートしてやろうかと思ってな」
「え? どういうことだ?」
 セフィロスはクラウドの隣に座り、コーヒーを一口飲んでから続けた。
「部屋の中で塞ぎ込んでいても、状況に改善はなさそうだ。だったら……、普段と違うこの状況を楽しむのも良いかと思ってな。悲観したところで、時が経つ速さは同じだ」
 セフィロスはそう言ってから、くすっと笑った。
 クラウドもつられて微笑む。
「そう言われてみれば、確かにそうだな。……よし、じゃあ決まり。セフィロス、デートしよ」
「ああ、そうしよう」
 コーヒーをゆっくりと楽しんでから、二人は早速出かける準備をする。
「でもさ、英雄が街で女連れだったとかいう噂が立ったら大変じゃないか?」
「それは心配いらない。……根も葉もない噂など普段から出まくりだ。今更どうということもないし、信憑性も低いと見なされるだろう」
 そういえばこの人、女関係浮いた話なんかあるわけないのに、そんな話が定期的に出てたなあとクラウドは記憶を辿った。
「ほんと? 写真撮られたら?」
「そっくりさんで誤魔化す。それに、メディアに出ることはないはずだ。俺のことがメディアに出る場合、それは神羅が意図的に流している」
裏を返せば、神羅が流布させようとする情報以外は流れないということだ。
「だったら、別にいいか」
それを聞いてクラウドは安心した。
「一応髪は隠すし、コンタクトを入れるから」
 それでも、身長だけはごまかせないがな、と笑うセフィロスを見て、クラウドも笑った。

 それから二人は手を繋いで街へ出た。
 セフィロスは、ジーンズにパーカーを合わせ、足下はスニーカーを履いている。髪は器用にまとめてお団子にし、キャップには入りきらないといってニット帽を被った。そして特徴的な魔晄眼を隠すために茶色のカラーコンタクトを入れている。
 クラウドの着替えはやや手こずった。何せ男と女では骨格が違うため、手持ちのズボンは腰が入らず、上衣は胸回りがきつくて入らない。
 だから下はスウェット、上はセフィロスのパーカーをだぼだぼのサイズで着ていた。両方ゆったりした衣服で少々しょうたれて見える。
「まずは服だな」
「えー、女装させられるの?」
「別に女性らしい格好をせずとも、女物の服を選びさえすれば良いだろう」
「それもそうか」
 二人はとりあえずと量販店に向かうことにした。
「別に、もう少し良い服を選んでも良いんだぞ? 今日は俺持ちだ」
「いや、だっていつまで着るのかも分からない服にそんな金かけなくて良いよ」
「そうか……。男としては、恋人を着飾らせるのも楽しいかと思ったんだが」
「なに、あんたそんなことに興味あるの?」
「興味があるのは服というより、お前だ」
「まーた、可愛いこと言うんだから」
 笑いながら、なんの変哲もない量販店のドアをくぐる。店内は、カップルや家族連れでそこそこ賑わっていた。
「取り敢えず、いつも着てるようなので女物……この辺か?」
 クラウドもセフィロスもこの店には来たことがあるが、女物の服を選ぶことは初めてだった。
「サイズが分からない」
「とりあえずSで良いんじゃないか?」
「……Mにする!」
 小柄なことを気にしているクラウドが負けん気の強さを発揮してセフィロスは笑った。
「あと、下着が要るんじゃないか?」
「ぶっ……!」
 セフィロスはただ事実を何の気なしに言っただけだったが、クラウドが真っ赤になって吹き出した。
「そ、そういうこと言うなよ」
「なぜ? ノーブラの方が問題だと思うのだが……」
「あーもう! 分かったよ! お願いだからあんたはそういう事言わないで!」
 クラウドが顔を赤くして抗議するのを、セフィロスはきょとんとして見ていた。
「っていうか、セフィロス……。下着のサイズこそ分からないんだけど……」
 重大な事に気付いたクラウドはどうしたものかと焦ったが、セフィロスは淡々としている。
「店員に計ってもらってはどうだ? ……専門店に行った方が良いか?」
「そうなの?」
「俺も知らない」
 男二人ではどうにも埒が明かない。
 ここは女性の協力を得た方がいい気がしてきた。こんな時に頼れる女性は……。
「エアリス呼ぶって手も……」
「やめておけ。彼女を疑うつもりはないが、ザックスにバレたら事だ」
「あ、それは嫌」
「だろう? そこからジェネシスにでも回ってみろ……何が起こるか分からん」
 思わず黙ってしまったクラウドを促し、セフィロスはとりあえず会計を済ませた。
 次に、スマートフォンで調べて二人は下着を売っている店に来た。
 クラウドはどぎまぎした。店の中には所狭しと女性用の下着ばかりが陳列されている。当然ながらこのような場所に来たことなどない。いくら自分の姿が女性になっているからといっても、悪いことをしているような気分になり、とてもじゃないが落ち着いて商品を選ぶことなどできなさそうだ。
 そこに、突然セフィロスが声を出した。
「これはどうだ?」
 数ある商品の中から、上品なデザインの物を選んでセフィロスが指さす。そのあまりの動じない様子に、クラウドは小声で抗議した。
「ちょっと……! あんたなんでそんな普通なんだよ……!」
 ん? と首を傾げてセフィロスが言う。
「別に、ただの衣服だろう? 他のが良いなら好きなものにしたら良い」
 その表情から、セフィロスが本気でそう思っているのが分かる。
(俺の裸見た時に真っ赤になってたくせになんでこんなところは冷静なんだ……?)
 天然なところがあるセフィロスだ、少々個性的な感性を持っているのだろうと納得して、 クラウドはセフィロスが選んだものを手に取った。
「……別にこだわりとかないし、これで良いよ」
「そちら、ご試着なさいますか?」
 すかさず店員の女性が声をかけてきたので、クラウドはサイズを合わせたい旨を告げてから、試着室へと向かった。セフィロスはその場で待つことにしたようでほっとした。
 着方も何も分からない下着と格闘して、なんとかサイズを合わせ終えた。店員に、「お連れ様にも見てもらいますか?」と言われた時には顔から火が出るかと思った。慌てて断った声がみっともなく上ずってしまったが、店員は気にした風でもなかった。
 HPもMPも大幅に削られたような気がする試着を終え、クラウドが疲れた顔で試着室から出るとセフィロスはのんびりと待っていたようだった。
「合わせられたよ、待たせてごめんね」
「大丈夫だ」
 それから会計をし、二人は店を後にした。
「セフィ、俺この後ちょっとお手洗いに行きたい。買った服に着替える」
「ああ、そうだな。……間違えずに女子トイレに入れよ?」
「そうだった……!」
 慣れない女性生活。いつまで続くのだろうかと思うとげんなりしそうになるが、今日はこの状況を受け入れることにしたのだから、とにかく気にした方が負けだ。
(大丈夫だ、今の俺はどうみても女の子。セフィとデートしてるだけ……)
 クラウドは自分に言い聞かせるように何度も心の中で呟き、それから商業施設のビルの中のトイレで着替えを済ませたのだった。

「……服が変わると印象が変わるな」
 着替え終えて手洗いから出て行くと、待っていたセフィロスがクラウドを見て、目を丸くしながら言った。
「おかしくないか?」
 クラウドの問いに、セフィロスが首を振る。
「いや、よく似合っている。……可愛い」
 ふふ、とはにかむように笑ったセフィロスを見て、クラウドの胸がきゅんとした。
「いや、可愛いのはあんただけど」
「クラウドは可愛い。いつも可愛いが、今日も可愛い」
「もう、俺は格好いいって言われたいけどね」
 ぷっと頬を膨らませて見せると、はははとセフィロスが小さく笑い、手を差し出してきた。その手をそっと握る。大きな手の平だ。
 クラウドは、自身が今は女性になっていることを改めて自覚した。長身でこの上なく美しい男にエスコートされてデートを楽しんでいる。いつも大きいと思うセフィロスの手は、女の手で握るからか余計に大きかった。しっかりとした節に、長い指。
 その時ふと、クラウドは、セフィロスが歩幅をクラウドに合わせていることに気付いた。
「……セフィ、あんたってちゃんと女の子エスコートできるんだな」
「失礼な。大人の男として当然のスキルだろう?」
 器用に片眉を上げて心外だというふうな表情を作るセフィロス。クラウドは笑った。
「へえ? 俺が知ってるあんたは、ミッションは完璧だし仕事はきっちりするけど、わりと初心で奥手なんだけど?」
「……これはあまり大きな声では言えないが」
 セフィロスはクラウドの耳に唇を寄せてきた。
「……潜入捜査をするのはタークスの仕事なのだが、稀にソルジャーが駆り出されることがある。主に荒事が絡む場合なのだが、俺の場合はちょっと違って、”俺であること”が重視される。……数回、ほんの数回だが、色仕掛け任務についたことがある」
 その時、タークスの女性から立ち居振る舞いをみっちり叩き込まれたのだという。
 言われた内容に、クラウドはぎょっとした。
「なんで……、そんなこと一度も言ったことなかったじゃないか」
「最近はとんと無かったから、すっかり忘れていた」
 セフィロスからすればその程度のことなのだろう。しかし、クラウドにとっては違った。セフィロスが他の人間とそういう空気を作り出すなんて、とてもじゃないが耐えられない。
(俺ってほんと、ガキだ……)
 相手は神羅の英雄で、おまけに任務で行おこなったことなのだ。そんなことにすら妬いてしまうなんて、この人の彼氏失格じゃないだろうか、とクラウドは自分にがっかりした。
 そこで、セフィロスがふと足を止めて、道の端にそっとクラウドを引き込んだ。
「なに……」
「クラウド」
 見上げると、セフィロスが優しい顔をしていた。
「すまない、お前を傷つけるつもりはなかった。……今はお前がいるから、そういう仕事はしていないんだ。信じてくれ」
 セフィロスはクラウドの心中を的確に察したのだ。
(やっぱり、俺ってガキだ……! セフィに甘えちゃってる)
 クラウドはため息を一つ漏らし、首を横に振る。
「いや……良いんだ。俺の方こそ、あんたは任務でやってるのに嫉妬なんかしてほんと情けない……頼りない彼氏でごめんな」
 セフィロスはクラウドの腰にそっと手を回してきた。
「そんな事はないぞ、クラウド。俺はお前にたくさん支えられている」
 端から見れば、今のセフィロスとクラウドはどこにでもいる男女のカップルだろう。誰の目をはばかることもなく、堂々と街中でデートを楽しんでいる。
「そう? それなら良いけど」
「ああ。……クラウド、次はどうする? 少し早いランチにするか?」
「そうだね。混んでくる前に食べちゃおうか」
 何を食べようかと、二人は楽しい相談を始めた。

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